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初心者ドライバー試乗記

免許取り立ての若者が、初心者ならではの視点で試乗レポートしています。

車選びにおける安全性とは?

 

こんにちは。

初心者ドライバー試乗記のhamoです。

 

 今回はいつもの「試乗レポート」ではなく、ちょっとしたコラムをお届けします。テーマは「クルマ選びにおける安全性」。何をもって安全なクルマというのか自分なりの考えをまとめてみました。

 

 

 私はクルマ選びにおいて最重視するのは安全性です。最近では燃費が優先されているようですが、クルマに乗って事故に遭遇しないことが重要だと考えています。また、自分や搭乗者を傷つけないのはもちろんですが、誰かを傷つけてしまうのも困ります。いくら自分が気をつけていてもぶつけられることもありますし、いざというときのために妥協できません。

 まずクルマの運転は認知・判断・操作で成り立っています。これは自動車学校で最初に習うことですね。クルマの安全性にはメーカーごとに色々考え方はあります。私なりの安全性能は以下のとおりです。

 

(1)視界の良さ+走る曲がる止まるの基本性能+ドラポジの良さ

(2)ESPやABSはもちろん、万が一に備えた自動ブレーキ等の予防安全

(3)万が一の衝突時のボディー強度&エアバッグ

(4)更なる多重衝突を防ぐ予防安全装備

 

 まず基本となるのは(1)です。視界の良さは素早い認知が可能となります。また走る曲がる止まるの基本性能も妥協できません。万が一の飛び出し時などに的確に操作できることは事故回避において重要です。基本性能が高いと自ら事故を起こす危険も下げられますし、もらい事故を回避することもできるかもしれません。そして最後のドラポジの良さとは適切な姿勢を取ったときにステアリング位置に違和感がないか?テレスコ機能で的確な位置にハンドルをセッティングできるか?この項目は地味ですが的確な操作をするためにも妥協はできません。またペダル位置が適切だとアクセルからブレーキへの踏み変えも自然に行なえますが、中央に寄りすぎてたり配置が窮屈だたりすると踏みかえるのに時間がかかったり踏み違えという事態を招く危険性が高まります。私はいくら安全装備がついていても的確なドラポジが取られてなければ宝の持ち腐れだと思っています。視界の良さ+基本性能の高さ+ドラポジの良さはドライバーの無駄な疲労を抑えるので結果として素早い認知判断操作に貢献する。隠された重要ポイントです。

 

 そして万が一の事態に事故を防ぐのが「予防安全装備」です。横滑りを防止するESCや、タイヤロックを防ぐABSは義務化ですが、最今のトレンドは自動ブレーキ機能です。多くのメーカーが自動ブレーキシステムを導入していますが、30km/h以下でしか止まれない簡易型や、50km/hほどでも止まることができ歩行者検知にも対応する高機能型など乱立しています。私は「簡易型であっても自動ブレーキ」は必要との立場です。簡易型ブレーキは主に信号待ちをしてるときにうっかりブレーキペダルを緩めてしまいボン!とぶつかるシーン(実は電動式オートパーキングブレーキで防げたりもする)や、高速道路ののろのろ渋滞での追突を防ぐ効果があります。実はこういった事故が市街地では多いです。裏を返せばそれ以外のシーンではほぼ役立つことはないと思います。高機能型ですと40km/hほどでだらだら流れる道で、急に右左折するためにブレーキをかけた車両への追突を防げますし、横断中の歩行者を見落としても回避することができます。高機能型はカメラが装備されているのが特徴です。スバルのアイサイトはステレオカメラ式、ホンダセンシングやトヨタセーフティーセンスPは単眼カメラとミリ波レーダーの併用式。今、新車を購入する場合最低でも3年は乗るはずですから最低でも簡易型、できることなら高機能型の自動ブレーキが装備された車種を選ぶのが大切ではないかと感じます。

 

 それでも衝突不可避な場合や、もらい事故の場合に重要となるのが受動安全性です。現在日本で発売されている新車は日本の衝突安全テストをクリアしたものです。しかしアメリカなどの試験で採用されているスモールオーバーラップ衝突テストは行っていません。スモールオーバーラップとは従来のオーバラップの6:4から8:2という厳しいテスト。テスト通りの事故が起こるのかは別としてクルマの受動安全性を判断する上において参考にしたほうがいいと思っています。そしてエアバッグの装備状況も重要です。現在エアバッグは義務化されていますが、全てのエアバッグが付いてるとは限りません。例えばサイドエアバッグやカーテンシールドエアバッグはオプション装備とされている車が多いです。これらの装備は側面衝突時のみならず頭部への衝撃を緩和するので必ず付けてるべき装備といえるでしょう。オプション装備であっても数万円の投資ですから何かディーラーオプションを諦めても付けておくべきといえます。予防安全が自ら事故を作る危険を回避するのに対して、受動安全はもらい事故や自らぶつかってしまったときの被害軽減策といえるでしょう。

 

 そして私が気にしているのはこの次の段階「多重衝突」です。低速で走行してる時ならまだしも、対面通行の高速道路や高速道路では衝突後に更なる衝突&追突が発生する可能性が高くなります。衝突安全テストでは一回の衝突を想定しているのに対して、多重衝突はまさに想定外の事態といえるでしょう。しかし事故をして対向車線にはみ出したときに必ずクルマが来ない、もしくは気づいてブレーキをかけて回避してくれるとは限りません。そこで気になったのがVWのマルチコリジョンブレーキシステムです。この装備は衝突検知後10km/hまで自動ブレーキをかけ対向車線へのはみ出しを防ぐというもの。この装備はいざというときに更なる被害を防ぐ効果があるのではないか?と感じます。そしてボディー強度がそれなりにあれば多重衝突による被害を最小限に抑えることができます。この点は衝突安全テストには依存しないといえるでしょう。

 

 もちろん事故を防ぐためにスピードを出し過ぎないことや、早めのライトオン、そして車間距離をしっかりと開けることはもちろん大切です。しかし絶対安全とは断言できません。果たしてどのクルマが総合的に比較的安全といえるのか?極論として「クルマに乗らないのが一番安全」ともいえますが、クルマは人生を豊かに楽しいものにしてくれるツールであります。如何に安全に楽しくカーライフを楽しむことが出来るのか?皆さんの意見を聞かせてください。

 

初心者ドライバー試乗記 hamo