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初心者ドライバー試乗記

免許取り立ての若者が、初心者ならではの視点で試乗レポートしています。

【ホンダ S660 長距離試乗】軽のスーパーカーのメリット・デメリットが見えてきた

 

 

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こんにちは。

初心者ドライバー試乗記のhamoだ。

 

※試験的に"である調"で書きます。

 

「初心者ドライバー試乗記」としては初めての長距離試乗レポート。

お借りしたのはホンダ・S660 (エスロクロクマル) のαグレードのMT仕様だ。

www.beginner-testdrive.com

 

試乗は、愛知県名古屋市より静岡県伊豆半島をグルっと周回し戻る700km超のルートで行った。このためだけに長距離運転をしたのではなく、いつも週末は500kmほど走っているので単純にクルマが違うのみ。比較的公正に比べられるはずだ。

 

感じたことを思ったままに書くのがブログのポリシーになので、元エスロクユーザーの方の気分を害する恐れがあります。了承の上、続きをどうぞ。

 

 

 

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名古屋からはR23名豊道路-旧音羽蒲郡道路-東名と繋いだ。

クローズドでの走行になったが一般道での速度領域において風切音やパワーに問題はない。一方で足回りの動きが悪く跳ねる感じが否めない。後述するが、この点があとあと様々な問題を引き起こしていくことになる。

 

新城PAでオープンにすることにした。簡単な手順を説明しよう。

 

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1・まずボンネットを開け、ユーティリティーボックスの蓋を開ける

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2・左右のロックを解除する。レバーを下げる

3・最後にフロントガラス上にある引掛けを外し収納する

 

思ったより簡単な手順で開閉することができた。

オープンにした状態で高速道路を巡航してみるととても耐えられたものではないことに気づく。サイドウィンドウを閉めておいても風の巻き込みが多く、高速道路でオープンにしないと語るオープンカー乗りの気持ちがわかった。彼女など乗せようものなら、二度とドライブデートに行こうとはならないだろう。

 

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※画像はイメージです。

 

三ヶ日JCTより引佐連絡路を使い、新東名にルートチェンジした。新東名は東名高速よりも流れが速い。トップギア(6速)を使っても100km/hで3000回転を推移する。追越車線に出るものなら容赦なく風が吹き付け不快感は倍増。耐えられず、途中のPAで幌をクローズドに戻すことにした。

 

クローズドにするとスタビリティの高さに気づく。高速域で操舵感が希薄になる車が多い中、S660には切り始めるの応答がある。先程まで硬いと感じていた足回りも100km/h前後になるとしっかりした足となり高速領域でも不安を感じさせない。軽自動車ということを忘れてしまう良さがある。

 

もちろん良いことばかりではない。パワー不足によりアクセルを少しでも緩めるとすぐに失速してしまう。幌を閉めていても100km/h出していると幌の前と後ろから侵入する風切音が騒がしい。その他にも800kg台の車両重量もあって横風の影響を受けやすく高速クルージングは決して向いているステージとはいえない。

 デジタルメーターが装備されているが実速度と5%強誤差がある模様だ。

 

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 長泉沼津ICで新東名を降り、道の駅 伊豆のへそを目指した。この車に乗って変わったのは1時間に1回休憩したくなるということだ。普段は2時間に1回ほど休憩するが、それよりも疲れる。理由は風切音・エンジン音・足回りの硬さに起因するのだろう。

 

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道の駅で再びオープンにしてみた。この日は爆風であったが、サイドウィンドウさえ閉めていれば車内は快適だ。途中、亀石峠を越えたが車がコンパクトということもあって道幅いっぱいにコースを取れるのが非日常で楽しかった。

 

 ここで給油ランプが点灯したのでピットイン。S660は燃料タンクが25リットルしかないので500km程しか航続可能距離がない。500kmを超えるドライブでは現地で一度は給油が必要になる。給油口は車両左側、指定燃料はレギュラーガソリンだ。自分の車なら理由もなくハイオクを入れたいところ。

 

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爆風にめげながらも城ヶ崎海岸にやってきた。

 

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なかなかの絶景だ。ここから海岸沿いに下田を目指す。

海岸沿いの国道135号は流れが今ひとつ。40km/hほどでの巡航になる。普通のクルマだと退屈で眠くなる速度域だが、この車の場合にはちょうどいい。風切音もなく、巻き込みもなく、エンジンも唸っていない。ただ、足回りの硬さがゆえ、ハイグリップタイヤ (ヨコハマ・ネオバ) を履いていても橋の継ぎ目や、トンネルの段差で跳ね横滑りするような挙動をみせる。私のドライビングポジションだとハンドルが近すぎて思うようにハンドルを切ることができない。思ったよりも使い切れない印象だ。

 

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下田に到達。順調に距離を稼ぐ。

今回の試乗で気づいたことだが、シート裏の空間に荷物をかなり積むことができるので不自由は感じなかった。センターディスプレイの位置も良好で、不満だったのはドリンクホルダーの位置が実用的ではないくらい。窓の開閉がオートでないのも地味にストレスだが贅沢を言ってはいけない

 

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下賀茂温泉に立ち寄り

 

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松崎町

 

 

 

 

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松崎町から天城峠へはR414を利用した。途中、道幅が狭く見通しの効かない区間があったが軽自動車の車幅だとスイスイ走ることができる。しかしブレーキの初期タッチが今ひとつ制動感に欠けているのと、Aピラーの死角が大きく対抗車を早めに認知できないこともあって思ったほどスムーズなドライビングを楽しむことはできなかった。また、河津七滝のループ橋を制限速度で走っていたとき、橋の継ぎ目でリアタイヤが外側に一瞬滑っているような感覚がしたのにはゾクッとした。

 

帰りも新東名を利用して帰投した。

軽自動車だと沼津から名古屋までの250kmの高速移動がなかなか辛かった。

 

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734km走って22.1km/Lという燃費。この数値をどう捉えるかは人それぞれだろう。走っているときは思ったより疲れを感じなかったがミッション操作で誤魔化されてた部分も大きいかと思う。

MT車は速度を一定に保ちやすく、流れを見て走るのでブレーキの回数が減るなどなかなか楽しかった。しかし長距離ドライブをS660で再び行いたいか?と聞かれれば、「もういい」というのが率直な感想だ。

 

S660という車は日常使いを楽しくする車であり、40~60km/hで流れている地方の路面状態のいい2車線道路をいっぱいに使って走るのが楽しいクルマだ。そんなキャラクターなら、足の動きを良くして、路面追従性を上げたほうがいいのではないだろうか。また、Aピラーの死角を減らさないといけない。一度、自転車を見落としかけてヒヤッとした。

 

私は、ずっとオープンカーに乗るのが夢だった。ただ、夢は夢のままにしておいたほうが幸せだ。タルガトップとはいえオープンカーに開放感はさほどない。というのも運転していると前を見ているので、前方の視界の良さ=死角の少なさが開放感に直結する。それは安全性すなわち事故防止にも直結する。3日に1日は雨が降るという日本という国ではオープンのメリットは正直感じない。もっと大きい、例えばロードスターに乗れば印象が変わるのかもしれないが…。

 

何事も経験だ。長距離乗ると色々なことが見えてくる。

s660を人馬一体な車と評価する人もいれば、じゃじゃ馬だと感じる人もいる。

車はドライバーとの相性が大切なだけにぜひ購入検討車には長距離試乗してみてほしい。車の本質がみえてくるはずだ。

 

 

ホンダS660 (エンスーCARガイドDIRECT)

ホンダS660 (エンスーCARガイドDIRECT)

 

 

www.honda.co.jp

 

初心者ドライバー試乗記 hamo